目次
耐熱塗料
タイヤ交換と共に、サビが目立ち始めたマフラーを耐熱塗料で塗り替えてみます。
バイクのマフラーは高温になるので、普通の塗料では焼けて剥がれてしまいますので、耐熱塗料を使います。
通常の塗料と違って、塗装後常温乾燥してから熱を加えて熱硬化させる必要があります。
熱硬化についてはマフラーをバイクに戻して、1時間程度走行すれば熱硬化は完了します。
ソフト99 耐熱ペイント 600℃
珍しいチタンカラーなんて色があったので、今回は「ソフト99(SOFT101) 塗料 耐熱ペイント チタンカラー」使ってみました。
常温乾燥を20度以上で1時間以上してから、150度程度で1時間以上加熱します。
okitsumo 耐熱塗料 650℃
他にもちょっとお値段が高いですが、ネットで高評価なのが「okitsumo 耐熱塗料 オキツモ ワンタッチスプレー 艶消し シルバー 300ml /650℃ 銀」
こちらは、常温乾燥24時間以上してから、180度程度で20分~30分以上加熱します。
マフラーの取り外し
まずはマフラーを取り外します。
マフラーガードの取り外し
マフラーガードは、プラス・スクリューボルト(6×16)2本で止まっています。
ネジロックが塗ってあるのか熱で固着したのか、外すのは結構力が必要でした。
プラスドライバーのNo.3を使用しました。
スタッドボルトの取り外し
スタッドボルトは奥まったところにあり、非常に作業しにくい場所にあります。
マフラーと反対側の駆動側からエントリーする方が作業しやすいです。
ヘキサレンチ5mmで取り外します。
オキシジェン・センサーの取り外し
17mmのレンチで取り外します。
マフラー取り付けボルトの取り外し
クランクケース側のマフラー取り付けボルトを、12mmのレンチで取り外します。
これで、マフラーは取り外すことができます。
エキゾーストガスケットの取り外し
マフラーを取り外したら必ずエキゾーストガスケットを新品に変えましょう。
エキゾーストポートの銀色の部分がガスケットになります。
マイナスドライバーやらスプリングフックを使って、何とか取り出すことができました。
交換用ガスケット
キタコ(KITACO) エキゾーストマフラーガスケット(XS-16) レッツ4/アドレスV50(4スト車)等 963-2000016
塗装
パーツクリーナーでマフラー全体を拭いて、油分を取り除きます。
ガムテープでマフラーの穴を塞いで、塗装の準備は完了です。
スタッドボルト穴にS字フックを使って、物干し竿にぶら下げて塗装します。
ソフト99(SOFT101) 塗料 耐熱ペイント チタンカラー 08027は、垂れにくくて乾くのも早いので非常に塗りやすいです。
コツとしては、薄く塗り重ねます。
表面が濡れた感じにテカリが出たら塗りが厚すぎですので、テカリが出ない程度に塗り重ねていきます。
塗ってすぐは、シルバーが強いですが、乾くと黄色みが強くなってきます。
常温(20度)で1時間以上乾燥させてから取り付けて、走って熱をかければ完全に硬化します。
硬化目安としては、150度で1時間とのことです。
同じ色でホンマ時計型ストーブも塗っています。
高級感出ますし、サビに強くなります。
マフラーの取付
マフラーは取り外すよりも、取り付けのほうが大変でした。
マフラー取り付け時には、スタッドボルト位置を合わせるのがけっこう大変です。
クランクケース側の取り付けボルトの下側だけを、ゆるゆるに仮止めしてから、スタッドボルトの位置を合わせると取り付けしやすいです。
マフラーガードを取り付けます。
焼入れ熱硬化
取り付けたら1時間程度走って、マフラーを熱くして耐熱塗料を熱硬化させます。
チタンカラーというよりもシャンパンゴールドかな。
悪くないですよ。
マフラー交換
レッツ4のマフラーは、結構サビでやられやすいので、穴が空いたら交換するのが手っ取り早いです。
純正品は結構な値段がしますが、社外品なら1万円以下で手に入ります。
交換時も耐熱塗装をすることをおすすめします。