遅くするために凝らされた様々な工夫。
色やスタイルは非常に好感がもてて、嫁から「ひよこ号」との愛称をもらって、日常の足として大活躍しているのだが。
なんでこんなに鈍足なんだろう?
まぁ原付一種の法定速度内でなら、これでいいのかもしれないですが、
全くわくわく感がない・アクセルレスポンスが悪すぎる・路上駐車車両をよけるため右に寄るのが恐ろしくなる動力性能。
たった2,000キロでスリップサインの出たタイヤ交換を機に、アチラコチラを見直して「ひよこ号」本来の性能を目一杯引き出して見ようと、昔とった杵柄でアレヤコレヤとやってみました。
開けてびっくり、遅くするために散りばめられた工夫の数々。
スクーターの黎明期である80年代、
「ラッタッタァ~」のホンダ・ロードパルはイタリアの大物女優ソフィア・ローレン、「私でも乗れます」のヤマハ・パッソルは日本の大御所女優の八千草薫、「イタリアの風」のスズキ・ジェンマはマカロニ・ウェスタンの大物俳優ジュリアーノ・ジェンマを起用。
今では考えられない程のTV・CMがうたれていました。
中でもスズキは、「LOVE」でマイケル・ジャクソン、「蘭」で伊藤蘭、「Hi」で明石家さんまを起用。
原付一種スクーターがバカ売れして、パワーもモリモリと上がっていきます。
2スト6馬力オーバーが普通に、街中を走り回っていました。
華やかな時代を知る世代としては、なんともやりきれません。
そんな原付黄金時代に、最も過激な原付一種を売っていたスズキが、その有り余る技術を遅くするために使っているのが時代を感じさせます。
しかし、厳しい排ガス規制をくぐり抜けて、ちょっと手を入れるだけで、ワクワクするような国産スクーターを世に出し続ける、スズキは大したメーカーです。
バイクが売れない時代、ホンダとヤマハはスクーターの開発提携する中、スズキは独自に国内生産スクーターを作り続けています。
元々スズキのバイクは元気のあるエンジンで、スロットルの反応も非常に良くて、ライダーにハマれば凄いパフォーマンスを見せるので、ほんの少しの期待を抱いていじくっていきます。
パーツリスト
メンテナンス履歴
年月日 | 走行距離 | メンテナンス内容 |
---|---|---|
2018/7/2 | 2,400km | フロントタイヤ交換 IRC MBR-740(3.00-10) |
2018/6/17 | 2,350km | 強化クラッチスプリングへ交換 |
2018/5/14 | 2,150km | リア・サスペンションのスプリングプリロード2段目に設定 |
2018/5/11 | 2,100km | ウエイトローラー交換 (4.5gx3 + 5.0×3 =28.5g) |
2018/5/8 | 2,045km | ウエイトローラー交換 (4.5gx6=27.0g) |
2018/5/6 | 2,040km | ヘルメットホルダー取付 |
2018/5/1 | 1,960km | オイル交換 ギアオイル交換 ウエイトローラー交換 (5.0gx6=30.0g) Vベルト交換 マフラー耐熱塗装 リア・タイヤ交換 DUNLOP RUNSCOOT D307(80/90-10) |
———— | 1,200km | オイル交換 |
———— | 500km | オイル交換 |
2015年2月 | 0km | リア・サスペンション交換 シートカバー取付 |
スズキ レッツ4 カタログスペック
型 式 | JBH-CA45A |
全長/全幅/全高 | 1,665mm / 600mm / 985mm |
シート高 | 685mm |
装備重量 | 68kg |
燃料消費率 | 国土交通省届出値:定地燃費値 73.0km/L(30km/h)1名乗車時 |
最小回転半径 | 1.8m |
エンジン型式 | A404・強制空冷・4サイクル・単気筒 |
弁方式 | SOHC・2バルブ |
総排気量 | 49cm3 |
最高出力 | 3.3kW〈4.5PS〉/ 8,000rpm |
最大トルク | 3.9N・m〈0.40kgf・m〉/ 7,000rpm |
燃料供給装置形式 | フューエルインジェクションシステム |
始動方式 | キック・セルフ併用式 |
潤滑油容量※総量 | 0.8L |
潤滑油量※交換時 | 0.7L |
推奨オイル(SAE粘度) | 10W-40 |
燃料タンク容量 | 4.5L |
クラッチ形式 | 乾式自動遠心シュータイプ |
変速機形式 | Vベルト無段変速 |
フレーム形式 | アンダーボーン |
ブレーキ形式(前・後) | 機械式リーディングトレーリング |
タイヤサイズ(前・後) | 80/90-10 35J |
点火プラグ | CR6HSA(NGK) U20FSR-U(DENSO) |
乗車定員 | 1名 |